昨夜は会議の議事録を載せましたが、今日は提言書を掲載します。
「尾原ダム周辺地域における地域づくり及び関連施設の維持管理体制について」
提 言 書
平成２１年１１月
尾原ダム地域づくり活性化研究会
尾原ダム周辺地域における地域づくり及び関連施設の維持管理体制に関する提言
百年の大計と言われる斐伊川治水三点セットの一つとして計画された尾原ダム建設事業は、島根県東部を水害から守り、斐伊川流域住民の安全を保障するかわりに、尾原ダム周辺地域の住民減少、地域力の低下を招くなどの弊害を生じている。
その弊害を取り除き、ダム周辺地域活性化の一助とすべく策定された『尾原ダム「地域に開かれたダム」整備計画』に基づき、国・島根県・雲南市及び奥出雲町において、周辺整備、地域活性化策が進んでいるところであるが、行政組織の別無く、周辺住民も一体となった地域づくりに関する体制の構築が必要である。
『尾原ダム「地域に開かれたダム」整備計画』の実施に向けた具体的事項の研究と、地域づくりに関する体制の検討を目的として発足した当研究会においては、平成18年からの３ヶ年間において、関係する行政組織、周辺住民などが一同に会し、具体策の検討を行ってきたところである。
平成22年度のダム完成を間近に控え、周辺整備も大詰めを迎えようとしていることから、将来を見据えた地域活動推進組織の設置などが必要と考え、尾原ダム周辺地域における地域づくり及び関連施設の維持管理体制について、次のとおり提言する
記
（１）尾原ダム周辺における地域づくりに関する推進組織の設置について
「尾原ダム地域づくり推進連絡協議会（仮称）」を設置し、尾原ダム周辺地域における地域づくりを一体的に推進するための主体となる受け皿を設ける必要がある。
同協議会は地域づくりに取り組む各種地域づくり団体や地元経済団体、ＮＰＯ法人、ボート・自転車などの専門的競技団体及び施設管理者である国土交通省、島根県、雲南市、奥出雲町から構成し、尾原ダム周辺地域の活性化に資する事業の企画・立案，実施・運営，調査・研究などを行う。
（２）島根県、雲南市、奥出雲町が設置する関連施設の維持管理について
島根県、雲南市、奥出雲町が設置する関連施設の維持管理については、整備主体である県、市、町がそれぞれ実施する。
各施設管理者は、地域の活性化につながる諸活動にこれらの施設が有効的に活用されるように配慮した管理がなされるべきである。
特に、直営管理あるいは指定管理委託など管理方法については、地域づくりに関する推進組織の各団体や地元住民が利用しやすい形態での管理方法を採用されるべきである。
（３）関連施設管理に関する統合組織の設置について
島根県，雲南市，奥出雲町が設置する関連施設の維持管理について，個別管理のみでなく、各施設管理者が相互に連携・協力して推進組織に配慮できるよう調整するために「施設管理者調整会議（仮称）」を設ける必要がある。
この提言書を市長、町長、県土木部長へ作野会長が手渡す
部長へ
市長へ
町長へ
終わって全員で懇親会
話に花が咲きました
オブザーバーとして参加していた学生の紹介
中林副会長の締めで閉会
その後有志でかいたんへ二次会でした
