熊親父のブログ

農林業のことイベントのこと等日々の出来事を綴っています、

菅谷たたら山内

昨日の土曜日はかねて予定していた、重要有形民俗文化財菅谷たたら山内保存事業の工事見学に行きました。

午前9時前に吉田総合センターに集合、約30名ばかりの参加者(ほぼ定員です)
バスに乗り現場へ到着後開始の挨拶

皆さん被りなれないヘルメットを装着して(私は自前・・・)

屋根等の修理が行われている高殿の中へ

すでに梁や柱の修理、補強は終わっています。


黒っぽく色づけされているのが新しい部材ですが、それらの仕上げ作業を行ったのは

全て昔のやり方で行われたそうです、その作業に使われたのがこれ!!

釿(ちょうな)です。
※参考http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%BF

新しい部材には全て焼印が押され、今度の修理の時に年代が解るようにされているそうです

そして今作業が行われている屋根の修理現場へ・・・

狭い足場からの見学です

黙黙と作業をされています・・・・
屋根材は栗の木で作ったそぎ材で「こけら葺、杮葺(こけらぶき)」と言われるものだそうです
材料は奥出雲町で生産されているそうです。

私が一番感心、びっくりしたのは建物全体を覆う仮設の施設でした・・・

全て単管で作られており二重三重に補強がされています・・・
ちなみに出雲大社ではこの仮設が殆ど鉄骨(H鋼など)で行われていました

屋根の見学を終えて、施設そのものの説明がありました

これは水車を利用して送風を行った送風間の名残だそうです

こんなものも展示されていました

場所を三軒長屋へ写し、3D映像やパネルでの高殿の説明などがありました

土壁の中は竹ではなく枝木が使われていました

座敷に吊るされていた裸電球・・・・

終わって午前の部の参加者記念撮影です

帰り道に寄った、たたら体験施設の入り口にあった つらら・・・